ゲーミングPCの購入を検討するとき、10~20万円程度の予算を組む人は多い。20万円以上は出したくないと思う心理は理解できる。
この記事では、10万円台のBTOゲーミングPCを紹介している。
10万円台のゲーミングPCの特徴を知り、ゲーミングPCを安く買いたいと考えている人は必見だ。
10万円台のBTOゲーミングPCを紹介
BTO | 特徴 |
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SEVEN(公式サイト) | パーツのカスタマイズ幅が売りのBTO |
ark(公式サイト) | パーツのカスタマイズ幅が売りのBTO |
マウスコンピューター(公式サイト) | デザイン性と圧倒的知名度が売りのBTO |
フロンティア(公式サイト) | セール頻度とセール価格が売りのBTO |
10万円台のゲーミングPCを扱っているBTOは複数あるが、その中でも独自の個性がしっかりとあるBTOに絞って紹介している。
SEVENで選べる10万円台のBTOゲーミングPC
SEVENはパーツのカスタマイズ幅が売りのBTOで、幅広い選択肢からパーツを選べる。半自作のような自由度が特徴だ。
特にケースのデザインの幅が広く、無難なものから奇抜なものまで揃っている。標準構成からケースの変更も可能なので、とりあえず見てみるのも良いだろう。
細部までこだわったゲーミングPCに仕上げたいなら、SEVENは必見のBTOだ。
›SEVENの評判や独自の特徴、採用ケース&ゲーミングPC一覧を紹介
Antec P10 FLUX採用PC

仕様 | |
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大きさ (幅×高さ×奥行き) | 220mm×486mm×477mm |
前面インターフェイス | USB3.0 ×2 Audio ×1 |
ドライブベイ | 5.25インチ ×1 3.5/2.5インチ共用シャドウベイ ×2 3.5インチシャドウベイ ×1 2.5インチシャドウベイ ×3 |
搭載可能ファン | 前面:140mm ×2 or 120mm×3 背面:120mm×1 |
Antec P10 FLUXが標準構成になっているモデルの一例を紹介。CPUやグラボを含め、全パーツをカスタマイズできる。
公式サイト | CPU | グラボ | メモリ | SSD | 価格(税込) |
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公式サイト | i5-14400F | RTX5060 | 16GB | 1TB | 197,780円 |
DeepCool CH510 Black/White採用PC
- 黒
- 白


仕様 | |
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大きさ (幅×高さ×奥行き) | 230mm×471mm×435mm |
前面インターフェイス | オーディオ ×1 USB3.0 ×2 |
ドライブベイ | 2.5インチ ×2 3.5インチ共用 ×2 |
搭載可能ファン | 上面:140mm ×2 or 120mm ×3 前面:140mm×2 or 120mm ×3 背面:140/120mm ×1 |
DeepCool CH510 Black/Whiteが標準構成になっているモデルの一例を紹介する。CPUやグラボを含め、全パーツをカスタマイズできる。
公式サイト | CPU | グラボ | メモリ | SSD | 価格(税込) |
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公式サイト | R7 7700 | RTX5060 | 16GB | 1TB | 199,980円 |
Thermaltake S100 TG採用PC

仕様 | |
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大きさ (幅×高さ×奥行き) | 220mm×411mm×441mm |
前面インターフェイス | USB3.0 ×1 USB2.0 ×2 マイク ×1 ヘッドホン ×1 |
ドライブベイ | 2.5/3.5インチ共用 ×2 2.5インチ ×2 |
搭載可能ファン | 上面:120/140mm×2 or 200mm×1 前面:120/140mm×2 背面:120mm×1 |
Thermaltake S100 TGが標準構成になっているモデルの一例を紹介する。CPUやグラボを含め、全パーツをカスタマイズできる。
公式サイト | CPU | グラボ | メモリ | SSD | 価格(税込) |
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公式サイト | R7 7700 | RTX5060 | 16GB | 1TB | 197,780円 |
arkで選べる10万円台のBTOゲーミングPC
arkはSEVENと同様に、カスタマイズ幅が売りのBTOだ。1つ1つのパーツを幅広い選択肢から選べる。
ケースに関しては無難なデザインのものが多く、万人受けしやすい。カラーバリエーションも用意されていて、基本的に黒と白の両方を選べる。
納期が遅いことが多いのが難点だが、ケースやパーツにこだわりたいならarkをおすすめする。
›arkの評判や独自の特徴、採用ケース&ゲーミングPC一覧を紹介
Antec CX200M RGB Elite White/Black採用PC
- 白
- 黒


仕様 | |
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大きさ (幅×高さ×奥行き) | 210mm×392mm×350mm |
前面インターフェイス | USB3.0 ×2 Audio ×1 |
ドライブベイ | 3.5インチシャドウベイ ×1 3.5/2.5インチ共用シャドウベイ ×1 2.5インチシャドウベイ ×1 |
搭載可能ファン | 上面:120mm×2 or 140mm ×2 背面:120mm×1 |
Antec CX200M RGB Elite White/Blackが標準構成になっているモデルの一例を紹介。CPUやグラボを含め、全パーツをカスタマイズできる。
公式サイト | CPU | グラボ | メモリ | SSD | 価格(税込) |
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公式サイト | R5 9600 | RTX5060 | 16GB | 1TB | 179,800円 |
Antec CX500M ARGB Black/White採用PC
- 黒
- 白


仕様 | |
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大きさ (幅×高さ×奥行き) | 210mm×446mm×436mm |
前面インターフェイス | Type-C 3.2 Gen2 ×1 USB3.0 ×2 Audio ×1 |
ドライブベイ | 3.5インチシャドウベイ ×1 3.5/2.5インチ共用シャドウベイ ×1 2.5インチシャドウベイ ×1 |
搭載可能ファン | 上面:120mm×3 or 140mm ×2 背面:120mm×1 側面:120mm ×2 |
Antec CX500M ARGB Black/Whiteが標準構成になっているモデルの一例を紹介。CPUやグラボを含め、全パーツをカスタマイズできる。
公式サイト | CPU | グラボ | メモリ | SSD | 価格(税込) |
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公式サイト | R7 5700X | RTX5060Ti 16GB | 16GB | 1TB | 199,800円 |
Antec Dark Phantom DP301M採用PC

仕様 | |
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大きさ (幅×高さ×奥行き) | 210mm×402mm×420mm |
前面インターフェイス | USB3.0 ×2 Audio ×1 |
ドライブベイ | 3.5/2.5インチ共用シャドウベイ ×2 2.5インチシャドウベイ ×2 |
搭載可能ファン | 上面:120mm×2 or 140mm ×2 前面:140mm ×2 or 120mm×3 背面:120mm×1 |
Antec Dark Phantom DP301Mが標準構成になっているモデルの一例を紹介。CPUやグラボを含め、全パーツをカスタマイズできる。
公式サイト | CPU | グラボ | メモリ | SSD | 価格(税込) |
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公式サイト | R7 9700X | RTX5060 | 16GB | 1TB | 199,800円 |
公式サイト | i7-14700F | RTX5060 | 32GB | 1TB | 189,800円 |
公式サイト | R7 5700X | RX9060XT 8GB | 16GB | 1TB | 164,800円 |
DEEPCOOL CH360 (DIGITAL) Black/White採用PC
- 黒
- 白
- 黒D
- 白D




仕様 | |
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大きさ (幅×高さ×奥行き) | 215mm×431mm×428mm |
前面インターフェイス | USB3.0 ×1 USB Type-C ×1 Audio ×1 |
ドライブベイ | 3.5インチ ×2 2.5インチベイ ×2+1 |
搭載可能ファン | 上面:120mm×2 or 140mm ×2 前面:120mm×2 or 140mm×2 背面:120mm×1 |
DEEPCOOL CH360 (DIGITAL) Black/Whiteが標準構成になっているモデルの一例を紹介する。CPUやグラボを含め、全パーツをカスタマイズできる。
MSI MAG FORGE 320R AIRFLOW WHITE採用PC

仕様 | |
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大きさ (幅×高さ×奥行き) | 210mm×498mm×472.5mm |
前面インターフェイス | USB3.2 Gen1 Type-A ×2 ヘッドホン ×1 マイク ×1 |
ドライブベイ | 2.5/3.5インチ共用 ×2 2.5インチ ×1 |
搭載可能ファン | 上面:120mm×3 or 140mm×2 前面:120mm×3 or 140mm×2 背面:120mm×1 側面:120mm×2 |
MSI MAG FORGE 320R AIRFLOW WHITEが標準構成になっているモデルの一例を紹介。CPUやグラボを含め、全パーツをカスタマイズできる。
SilverStone FARA H1M PRO Micro-ATX採用PC

仕様 | |
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大きさ (幅×高さ×奥行き) | 210mm×392mm×366mm |
前面インターフェイス | USB3.0 ×1 USB2.0 ×2 マイク ×1 ヘッドホン ×1 |
ドライブベイ | 3.5インチ ×2 2.5インチ ×2 |
搭載可能ファン | 上面:120mm×2 前面:120mm×2 or 140mm ×2 背面:120mm×1 |
SilverStone FARA H1M PRO Micro-ATXが標準構成になっているモデルの一例を紹介。CPUやグラボを含め、全パーツをカスタマイズできる。
Thermaltake S100 TG Black/Snow採用PC
- 黒
- 白


仕様 | |
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大きさ (幅×高さ×奥行き) | 220mm×411mm×441mm |
前面インターフェイス | USB3.0 ×1 USB2.0 ×2 マイク ×1 ヘッドホン ×1 |
ドライブベイ | 2.5/3.5インチ共用 ×2 2.5インチ ×2 |
搭載可能ファン | 上面:120/140mm×2 or 200mm×1 前面:120/140mm×2 背面:120mm×1 |
Thermaltake S100 TG Black/Snowが標準構成になっているモデルの一例を紹介する。CPUやグラボを含め、全パーツをカスタマイズできる。
公式サイト | CPU | グラボ | メモリ | SSD | 価格(税込) |
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公式サイト | R7 9700X | RX9060XT 8GB | 16GB | 1TB | 199,800円 |
公式サイト | i5-14400F | RTX5060Ti 8GB | 16GB | 1TB | 173,800円 |
公式サイト | i5-14400F | RTX5060 | 16GB | 1TB | 149,800円 |
公式サイト | R5 5600 | RTX5060 | 16GB | 1TB | 129,800円 |
マウスコンピューターで選べる10万円台のBTOゲーミングPC
マウスコンピューターは、独特のデザインのケースを採用していて、他の大手BTOとの一番の差別化ポイントとなっている。
特にNEXTGEARシリーズは、ケースがカッコいいだけでなく、価格が安く高コスパだ。
知名度の高い大手BTOで、デザイン性に優れたゲーミングPCを探している人におすすめする。
›マウスコンピューターの評判や独自の特徴、採用ケース&ゲーミングPC一覧を紹介
NEXTGEAR(ホワイト)

大きさ (幅×高さ×奥行き) | 220mm×390mm×411mm |
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上面インターフェイス | ヘッドフォン×1 マイク×1 |
ドライブベイ | 2.5インチシャドウ×2 |
NEXTGEARは、マウスコンピューターで筆者が最もおすすめするシリーズだ。
AMDモデル | R5 4500 | R7 5700X | R5 7500F | R7 7700 |
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RTX5070 | 199,700 | |||
RTX5060Ti | 162,500(16GB) | 184,800(16GB) | ||
RTX5060 | 137,500 179,900(セット) | 159,700 | 159,700 | 184,800 |
RX9060XT | 167,500 | 189,700 | ||
RX7700XT | 194,700 |
※(セット)はマウスやキーボードなど、一式セットになっているモデル
NEXTGEAR(ブラック)

大きさ (幅×高さ×奥行き) | 220mm×390mm×411mm |
---|---|
上面インターフェイス | ヘッドフォン×1 マイク×1 |
ドライブベイ | 2.5インチシャドウ×2 |
NEXTGEARはマウスコンピューターで筆者が最もおすすめするシリーズだ。
AMDモデル | R5 4500 | R7 5700X | R5 7500F | R7 7700 |
---|---|---|---|---|
RTX5070 | 189,800 | |||
RTX5060Ti | 154,800(16GB) | 174,900(16GB) | 194,800(16GB) | |
RTX5060 | 129,800 164,800(セット) | 149,800 | 149,800 | 174,900 |
RTX3050 | 119,900 | 114,800 | ||
RX9060XT | 159,800 | 179,800 | ||
RX7800XT | 199,800 | 199,800 | ||
RX7700XT | 159,800 | 184,800 | 179,800 | 199,800 |
RX7600 | 134,800 199,800(セット) | 159,800 | 159,800 | 184,800 |
※(セット)はマウスやキーボードなど、一式セットになっているモデル
フロンティアで選べる10万円台のBTOゲーミングPC
フロンティアは価格が売りのBTOで、最安レベルのゲーミングPCを手に入れられる。常に開催されているセールは非常に魅力的であり、主にエントリー~ミドルハイクラスがお得に販売されている。
安いだけでなく、MSIなどの信頼性の高いメーカーのパーツを搭載していることも見逃せない。安さが売りのBTOとしては珍しく、型番を公開しているパーツが多い。
安くて良いゲーミングPCが欲しい人は必見だ。
›フロンティアの評判や独自の特徴、採用ケース&ゲーミングPC一覧を紹介
GHLシリーズ:標準的なLEDライティングシリーズ

仕様 | |
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大きさ (幅×高さ×奥行き) | 230mm×500mm×465mm |
インターフェイス(上面) | ヘッドセットオーディオジャック(CTIA4極)×1 USB3.2 Type-A ×1 USB3.2 Type-C ×1 |
拡張ベイ (※構成によって変動) | 3.5インチ×2 2.5インチ×2 |
搭載可能ファン | ケースファン4基 水冷CPUクーラーファン3基 |
GHLシリーズは、フロンティアの標準的なシリーズの1つだ。LED搭載パーツを採用しているため、価格は最安とはいかないが、デザインと価格のバランスは優れている。
セール対象モデルも多いため、お得に手に入れやすい。
GK/GKLシリーズ:標準的な小型シリーズ
- GK
- GKL


仕様 | |
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大きさ (幅×高さ×奥行き) | 215mm×347mm×401mm |
インターフェイス(上面) | ヘッドセットオーディオジャック(CTIA4極)×1 USB3.2 Type-A ×2 |
拡張ベイ (※構成によって変動) | 3.5インチ×1 2.5インチ×1 |
GKシリーズは、フロンティアの標準的なシリーズの1つで、最安のシリーズだ。セール対象にもなりやすく、コスパで優れていることが多い。
GKLシリーズは光るシリーズだが、セールでの扱いはほぼない。ラインナップも少ないため、お目にかかることはほとんどないだろう。
AMDモデル | R7 5700X | R5 7500F |
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RTX5060Ti | 164,800(8GB) | |
RTX5060 | 147,800 | |
RTX5050 | 127,800 | |
RTX4060Ti | 155,800 | |
RX9060XT | 152,800(16GB) | 164,800(16GB) |
※2025年7月11日時点の情報
MFGシリーズ:MSIコラボシリーズ

仕様 | |
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大きさ (幅×高さ×奥行き) | 231mm×497mm×474mm |
インターフェイス(上面) | マイク入力×1 ヘッドホン出力(3極)×1 USB3.2 Type-A ×2 USB3.2 Type-C ×1 |
MFGシリーズは、PCパーツメーカーとして世界的に有名なMSIとのコラボシリーズだ。MSIの高品質パーツを多数採用しているため価格はやや高いが、信頼性が売りのシリーズとなる。
10万円台のBTOゲーミングPCの魅力
10万円台のゲーミングPCの魅力は、最安の価格帯であることだ。中古などを含めれば10万円未満でも手に入るが、新品で最低限の性能を求める場合、10万円以上となる。
最安とは言っても、フルHDでゲームを楽しむ分には問題ない性能だ。RTX5060やRTX5060TiといったフルHD向けグラボが搭載されている。
ゲーミングPCの入門機として、10万円台は非常に優れた価格帯だ。
10万円台のBTOゲーミングPCの注意点
CPU性能は弱め
10万円台のゲーミングPCに搭載されているCPUは弱いことが多い。Ryzen5やCore i5のような6コアのCPUや、Ryzen7 5700Xのような8コアだが最新ではないCPUが搭載されている。CPU性能が重要になりやすいクリエイティブ作業を行うクリエイターは、CPUが強い20万円以上のゲーミングPCを選んだ方が良い。
›20万円台のBTOゲーミングPCを紹介&魅力や注意点も解説
とはいえ、性能に対して神経質な人でない限り気になることはないし、趣味程度の動画編集くらいなら、10万円台のゲーミングPCでも余裕でこなせる。PC初心者の場合、高度な作業をするとは考えにくいのでさほどデメリットにはならないだろう。
拡張性が低いことが多い
10万円台のゲーミングPCは、数年後に自分でCPUなどを取り換えようと思ったときに、他パーツまで丸ごと買い替える必要がある可能性が高い。
例えば、CPUとマザーボードは互換性があり、CPUだけを取り換えることはできない場合がある。古いCPUを搭載している場合、マザーボードも古く、最新のCPUに対応していないのだ。つまり、CPUやグラボを買い替えようとする際、マザーボードや電源といった別のパーツまで買い替える必要性がある可能性が高い。
もちろん、今最新のものを買ったとしても、同じような事態になる可能性はあるため、10万円のゲーミングPC特有の欠点ではないが、注意しておきたい。
まとめ:高コスパな10万円台のBTOゲーミングPCを手に入れよう
この記事では、10万円台のゲーミングPCを選べるBTOを紹介した。
BTO | 特徴 |
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SEVEN(公式サイト) | パーツのカスタマイズ幅が売りのBTO |
ark(公式サイト) | パーツのカスタマイズ幅が売りのBTO |
マウスコンピューター(公式サイト) | デザイン性と圧倒的知名度が売りのBTO |
フロンティア(公式サイト) | セール頻度とセール価格が売りのBTO |
10万円台のゲーミングPCは性能面で物足りないこともあるが、最安の価格帯であり、特にPC初心者の入門機として優れている。高コスパな10万円台で、ゲーミングPCデビューをしよう。