一般的なミドルタワーのケースは大きすぎる。デスク上に置こうものなら視界が邪魔すぎるし、デスク下でも存在感が強い。みんながみんな広大な部屋とデスクを所有しているわけではないということを考えると、ゲーミングPCは小さい方が嬉しいとも言える。
そこでこの記事では、キューブ型ケースのBTOゲーミングPCを紹介する。
キューブ型ケースは性能などの面でデメリットがあるものの、一般的なゲーミングPCが大きすぎて困っている人にはピッタリだ。ぜひ最後まで見ていってほしい。
キューブ型ケースの特徴
- キューブ型=小型PCのこと
- 性能と冷却のバランスが難しい
キューブ型=小型ケースのこと
本来キューブ型とは、立方体に近いケースのことを指す。しかし実際には立方体でなくとも、立方体に近い小型であればキューブ型に分類されることが多い。
おおよその大きさは以下の通り。
| 幅 | 200mm前後 |
|---|---|
| 高さ | 270mm前後 |
| 奥行 | 350mm前後 |
容量で言えば20~30L程度、マザーボードの対応規格だとMini-ITXやMicroATXだ。
小型なため置き場所に困りにくく、デスク上にも問題なく設置できるというメリットは大きい。デスク周りをスッキリさせたい人には特にピッタリと言える。
性能と冷却のバランスが難しい
キューブ型ケースは内部が狭く、搭載できる冷却力に限りがあるため、性能と冷却力とのバランスが難しい。高性能なパーツを搭載すると、冷却力が足りなくなるというわけだ。
自作の場合は、CPUやグラボの発熱に適した冷却力を搭載できるかどうかを自分で判断しなければならず、難易度がやや高い。
しかし一方でBTOショップの場合は、BTO側があらかじめテストを行ってくれているため、高性能すぎるCPUやグラボは搭載できないようになっている。自作と違って冷却力を心配する必要がないということだ。この意味で、キューブ型ゲーミングPCをBTOショップで選ぶ意味は、他のケースより大きい。
キューブ型PCケースを選べるBTOショップ一覧
多くのBTOショップの独自ケースは、小さくてもミニタワーであり、キューブ型とは言えない。そのため基本的にはメーカー製のケースを扱っているBTOショップから選ぶことになる。
候補1:SEVEN



SEVENは、パーツのカスタマイズ幅とケースデザインのバリエーションが豊富なBTOショップだ。
納期が非常に短く、時期やモデルによるが、翌日に出荷されることすらある。
パーツ1つ1つにこだわりたい人は必見のBTOショップと言える。
候補2:ark







arkはパーツのカスタマイズ幅とケースの豊富さが売りのBTOだ。秋葉原に実店舗があり、特に自作erからの知名度は非常に高い。
欠点としては納期が遅い傾向にあることだ。時期やモデルによるが、1か月以上の納期が設定されていることもある。
とはいえ、ゲーミングPCの隅々までこだわりたい人におすすめのBTOショップだ。
候補3:サイコム







サイコムは、採用パーツの品質が売りのBTOショップだ。サイコムがテストして厳選した有名高品質パーツのみがカスタマイズの選択肢に並んでいる。
良い意味で選択肢が狭く、誰でも簡単に高信頼性のゲーミングPCを入手できる。
冷却性や静音性、耐久性に優れたゲーミングPCを求めている人におすすめのBTOショップだ。
【5種類以上】キューブ型PCケースのBTOゲーミングPCをまとめて紹介!
ASUS Prime AP201 Tempered Glass

ASUS Prime AP201 Tempered Glassは、コンパクトながら高性能パーツに対応し、優れた冷却性能とケーブル管理、工具不要のサイドパネルが魅力だ。スタイリッシュなデザインも評価され、Micro-ATXゲーミングPC構築に最適なケースと言える。
| 幅×高さ×奥行 | 205mm×350mm×460mm |
|---|---|
| 重量 | 6.3kg |
| 容積 | 33L |
| 前面インターフェイス | USB3.2 Gen2 Type-C ×1 USB3.2 Gen1 Type-A ×2 ヘッドホン ×1 マイク ×1 |
| 対応マザーボード | MicroATX Mini-ITX |
| 対応グラフィックボード | 338mm |
| 対応CPUクーラー | 170mm |
| 搭載可能ラジエータ(トップ) | 360mm |
| 搭載可能ラジエータ(リア) | 120mm |
| ドライブベイ | 3.5/2.5インチ ×3 2.5インチ ×1 |
| ファンコントローラー | なし |
| 搭載可能ファン(トップ) | 120mm ×3 140mm ×2 |
| 搭載可能ファン(リア) | 120mm ×1 |
SEVENのモデル(CPU/グラボの変更可)
- Ryzen
- Intel
- Radeon
Fractal Design Mood
- Black
- Gray


Fractal Design Moodは、ファブリック外装と柱状デザインが特徴のMini-ITXケースだ。省スペースながら180mmファンによる煙突型エアフローで高い冷却性能を実現し、最長325mmのGPUも搭載可能。組み立てには工夫が必要になるが、デザインと性能を両立した魅力的なケースだ。
| 幅×高さ×奥行 | 212mm×454mm×212mm |
|---|---|
| 重量 | 4.6kg |
| 容積 | 20.4L |
| 前面インターフェイス | マイク/ヘッドホン ×1 USB3.2 Gen2×2 Type-C ×1 USB3.0 ×2 |
| 対応マザーボード | Mini-ITX |
| 対応グラフィックボード | 325mm |
| 対応CPUクーラー | 114mm |
| 搭載可能ラジエータ(フロント) | 280mm |
| ドライブベイ | 2.5インチ ×2 3.5インチ ×1 |
| ファンコントローラー | なし |
| 搭載可能ファン(トップ) | 180mm ×1 |
| 搭載可能ファン(フロント) | 120/140mm ×2 |
arkのモデル(CPU/グラボの変更可)
- Ryzen
- Intel
INWIN A1 PRIME

INWIN A1 Primeは、Mini-ITXながら強力な750W 80PLUS GOLD電源とARGBファンを標準搭載し、ハイエンドGPUや大型CPUクーラーに対応する点が魅力だ。コンパクトなサイズながらも高い拡張性を誇り、優れたデザイン性と性能を両立している。省スペースで高性能なPCを求める人にとって、理想的な選択肢と言える。
| 幅×高さ×奥行 | 224mm×273mm×357mm |
|---|---|
| 重量 | 6.14kg |
| 容積 | 16.6L |
| 前面インターフェイス | USB3.0 ×2 ヘッドセット ×1 |
| 対応マザーボード | Mini-ITX |
| 対応グラフィックボード | 320mm |
| 対応CPUクーラー | 160mm |
| 搭載可能ラジエータ(リア) | 120mm |
| ドライブベイ | 2.5インチ ×2 |
| ファンコントローラー | なし |
| 搭載可能ファン(リア) | 120mm ×1 |
| 搭載可能ファン(サイド) | 120mm ×1 |
| 搭載可能ファン(ボトム) | 120mm ×2 |
SEVENのモデル(CPU/グラボの変更可)
- Ryzen
- Intel
- Radeon
Lian Li B4-mATX
- White
- Black


Lian Li B4 mATXは、Dan Casesとのコラボによって誕生した小型Micro-ATXケースだ。安価ながら、縦置きと横置きの両方に対応していて、通気性も十分となっている。全面メッシュパネルで優れた通気性を持ち、最大358mmの大型GPUや360mm水冷クーラー、ATX/SFX電源に対応している。パーツ選択や配線調整に工夫が必要で、一部に価格相応の質感が見られるが、高いコスパと拡張性を兼ね備えた、手頃な小型ケースの決定版として評価は高い。
| 幅×高さ×奥行 | 191mm×288mm×420mm |
|---|---|
| 重量 | |
| 容積 | 21.3L |
| 前面インターフェイス | オーディオ ×1 USB3.0 Type-A ×2 USB3.2 Type-C ×1 |
| 対応マザーボード | MicroATX Mini-ITX |
| 対応グラフィックボード | 358mm |
| 対応CPUクーラー | 162mm |
| ドライブベイ | 2.5インチ ×1 3.5/2.5インチ ×1 |
| ファンコントローラー | なし |
| 搭載可能ファン(トップ) | 120mm ×2 |
| 搭載可能ファン(フロント) | 120mm ×1 |
| 搭載可能ファン(リア) | 120mm ×1 |
| 搭載可能ファン(サイド) | 120mm ×3or 140mm ×2 120mm ×2 |
| 搭載可能ファン(ボトム) | 120mm ×3or 140mm ×2 |
サイコムのモデル(CPU/グラボの変更可)
- Ryzen
- Intel
Lian Li A3-mATX (WD)
- Black
- White
- Black+Wood
- White+Wood




Lian Li A3-mATXは、26.3リットルのコンパクトな筐体に高い汎用性と優れた冷却性能を凝縮したPCケースだ。Micro ATX/Mini-ITX対応、360mmラジエーター搭載可能、多彩なエアフローモード選択が可能で、ユーザーからの評価も高い。組込やすさも考慮されていて、小型ながら高性能なPCを構築したい人に最適なケースだ。
| 幅×高さ×奥行 | 194mm×321.5mm×443mm |
|---|---|
| 重量 | 5.05kg |
| 容積 | 26.3L |
| 前面インターフェイス | USB3.1 Type-C ×1 USB3.0 ×2 マイク ×1 ヘッドホン ×1 |
| 対応マザーボード | MicroATX Mini-ITX |
| 対応グラフィックボード | 415mm |
| 対応CPUクーラー | 165mm |
| 搭載可能ラジエータ(トップ) | 360mm |
| 搭載可能ラジエータ(サイド) | 360mm |
| 搭載可能ラジエータ(ボトム) | 360mm |
| ドライブベイ | 2.5/3.5インチ共用 ×1 2.5インチ ×2 |
| ファンコントローラー | なし |
| 搭載可能ファン(トップ) | 120mm ×3 140mm ×2 |
| 搭載可能ファン(リア) | 120mm ×1 |
| 搭載可能ファン(サイド) | 120mm ×3 140mm ×2 |
| 搭載可能ファン(ボトム) | 120mm ×3 |
arkのモデル(CPU/グラボの変更可)
- Ryzen
- Intel
- Radeon
SEVENのモデル(CPU/グラボの変更可) ※BlackのWoodタイプのみ
- Ryzen
- Intel
- Radeon
Lian Li A3-mATX (TG) (WD)
- Black
- White
- Black+Wood



Lian Li A3-mATXは、26.3リットルのコンパクトな筐体に高い汎用性と優れた冷却性能を凝縮したPCケースだ。Micro ATX/Mini-ITX対応、360mmラジエーター搭載可能、多彩なエアフローモード選択が可能で、ユーザーからの評価も高い。組込やすさも考慮されていて、小型ながら高性能なPCを構築したい人に最適なケースだ。
| 幅×高さ×奥行 | 194mm×321.5mm×443mm |
|---|---|
| 重量 | 5.05kg |
| 容積 | 26.3L |
| 前面インターフェイス | USB3.1 Type-C ×1 USB3.0 ×2 マイク ×1 ヘッドホン ×1 |
| 対応マザーボード | MicroATX Mini-ITX |
| 対応グラフィックボード | 415mm |
| 対応CPUクーラー | 165mm |
| 搭載可能ラジエータ(トップ) | 360mm |
| 搭載可能ラジエータ(サイド) | 360mm |
| 搭載可能ラジエータ(ボトム) | 360mm |
| ドライブベイ | 2.5/3.5インチ共用 ×1 2.5インチ ×2 |
| ファンコントローラー | なし |
| 搭載可能ファン(トップ) | 120mm ×3 140mm ×2 |
| 搭載可能ファン(リア) | 120mm ×1 |
| 搭載可能ファン(サイド) | 120mm ×3 140mm ×2 |
| 搭載可能ファン(ボトム) | 120mm ×3 |
サイコムのモデル(CPU/グラボの変更可)
- Ryzen
- Intel
NZXT H2 Flow

NZXT H2 Flowは、スリムな縦型筐体ながら3スロット厚の大型グラボや280mm水冷ラジエーターを搭載可能な高い拡張性が特徴だ。メッシュパネル採用で冷却性能と静音性に優れている。内部が狭く配線難易度が高いため初心者向きではないが、コンパクトなPCケースを求めているなら必見だ。
| 幅×高さ×奥行 | 181mm×435mm×263mm |
|---|---|
| 重量 | 4.55kg |
| 容積 | 20.7L |
| 前面インターフェイス | USB3.2 Type-C ×1 USB3.2 Type-A ×2 ヘッドセット ×1 |
| 対応マザーボード | Mini-ITX |
| 対応グラフィックボード | 331mm |
| 対応CPUクーラー | 75mm |
| 搭載可能ラジエータ(フロント) | 280mm |
| ドライブベイ | 2.5インチ ×2 |
| ファンコントローラー | なし |
| 搭載可能ファン(トップ) | 120mm ×2 |
| 搭載可能ファン(フロント) | 120/140mm ×2 |
arkのモデル(CPU/グラボの変更可)
- Intel
- Radeon
SilverStone SUGO 17
- White
- Black


SilverStone SUGO 17は、26.1リットルの内部容積ながら、Micro-ATXマザーボード、デュアル360mm液体冷却ラジエーター、最大400mmのグラフィックスカードをサポートしている。ハイエンド構成と優れた冷却能力を両立する設計は、高性能ながら省スペースを求めるゲーマーやクリエイターに最適だ。ただし、幅と奥行きは一般的なミドルタワーに匹敵することに注意。高性能パーツをコンパクトに収めたいユーザーにとって、非常に魅力的なケースだ。
| 幅×高さ×奥行 | 202mm×286mm×451mm |
|---|---|
| 重量 | 5.78kg |
| 容積 | 26.1L |
| 前面インターフェイス | オーディオ×1 USB3.0 Type-A ×2 USB Type-C ×1 |
| 対応マザーボード | MicroATX Mini-ITX Mini-DTX |
| 対応グラフィックボード | 400mm |
| 対応CPUクーラー | 158mm |
| 搭載可能ラジエータ(トップ) | 360mm |
| 搭載可能ラジエータ(サイド) | 360mm |
| ドライブベイ | 3.5/2.5インチシャドウ ×1 2.5インチシャドウ ×2 |
| ファンコントローラー | なし |
| 搭載可能ファン(トップ) | 120mm ×3 140mm ×2 |
| 搭載可能ファン(リア) | 120mm ×1 |
| 搭載可能ファン(サイド) | 120mm ×3 |
サイコムのモデル(CPU/グラボの変更可)
- Ryzen
- Intel
キューブ型ケースのBTOゲーミングPCを選ぶ前に知っておきたいこと
採用できるパーツに制限がある
キューブ型ケースは、高性能すぎるグラボやCPUは搭載できないと思っておいた方が良い。
高性能なグラボは大型だ。高性能なCPUは大型ではないが、発熱が多いため大きいCPUクーラーを搭載する必要がある。つまり高性能にするためにはPC内部にスペースが必要ということだが、キューブ型ケースは20~30Lしかないため搭載できない。(一般的なミドルタワーだと40~50L程度はある)
とはいえミドルクラス程度であればキューブ型ケースにも搭載できる。しかもほとんどの人はエントリー~ミドルクラスの性能で十分であり、実際には問題にならないことが多いため安心してほしい。
メンテナンスの重要度は高め
キューブ型ケースは搭載できる冷却力が低い関係上、冷却力にあまり余裕がないことが多い。そのため掃除をさぼると冷却力不足に陥りやすいということだ。
そもそもゲーミングPCは定期的な掃除が大事ではあるが、一般的なミドルタワーケースと比べると、キューブ型ケースは掃除の重要度が高いと言える。
品揃えが少ない
ゲーミングPCのケースとして一般的なのはミドルタワーだ。他にハイエンドモデルはフルタワー、ローエンドモデルはミニタワーが展開されていることが多いが、キューブ型ケースはかなり少数派と言える。
そのためBTOショップでのキューブ型ケースのラインナップはごくわずかだ。そもそもキューブ型ケースを扱っていないBTOショップの方が多い。
自作であればまだ選択肢が広がるが、BTOショップを利用する場合は選択肢がかなり狭いことには注意したい。
まとめ:キューブ型ケースでデスク周りをスッキリさせよう
この記事では、キューブ型ケースのBTOゲーミングPCを紹介し、キューブ型PCケースの注意点を解説した。
キューブ型ケースには冷却力・性能や選択肢の面でデメリットがある。しかしデザインさえ気に入れば、ほとんどの人にとって冷却力・性能は問題にならない。
視界がうるさくならないキューブ型ケースは、デスク周りをスッキリさせたい人にはピッタリだ。









