ストームは隠れた名店的BTOショップであり、ピラーレスケース専門と言えるほどのラインナップが特徴だ。
この記事では、ストームがどんな特徴を持ち、どんな評判のBTOショップなのかを解説し、ストームで採用されているPCケースやゲーミングPC一覧を紹介する。
この記事を読めば、ストームが自分に合ったBTOショップなのかどうかを判断できるため、ぜひ最後まで見ていってほしい。
BTOストームの独自の特徴:ピラーレスケースのラインナップの多さ
ストームが展開するシリーズのほとんどは、ピラーレスケースを採用している。
一般的なBTOショップでは、ピラーレスケース採用シリーズの数は1~2つのことが多い。一方でストームでは、大きく分けて5つのシリーズがピラーレスケース採用となっている。
それぞれのシリーズでデザインや仕様が異なるため、ピラーレスケースのBTOゲーミングPCを求めている人は必見のBTOショップだ。
BTOストームの3つの魅力を紹介
- デザイン性に優れたピラーレスケースを採用
- シリーズ間の違いが分かりやすい
- サイトが使いやすい
独自の特徴と重複するところもあるが、筆者視点でのストームの魅力を紹介する。
デザイン性に優れたピラーレスケースを採用

ストームで選べるシリーズのほとんどでピラーレスケースが採用されている。特に白いピラーレスケースが多く、非常にスタイリッシュなデザインに仕上がっている。
一部のシリーズでは背面コネクタマザーボードを採用することにより、内部配線を裏側に隠し、PC内部をスッキリ魅せるということまで行っている。
ピラーレスケースにこだわっているストームならではのラインナップとなっていて、他BTOとは明らかに差別化できているところだ。
シリーズ間の違いが分かりやすい
ストームのトップページにはシリーズ一覧が並んでいて、シリーズごとの特徴が一言でまとめられている。
「ほぼすべてのラインナップがピラーレスケースで何が違うの」と思いがちだが、しっかりとその疑問を一言で解消してくれるのは好印象だ。
サイトが使いやすい
- 全体的なサイトデザインがシンプル
- カスタマイズ画面がシンプル
目当てのモデルに辿り着いたり、モデル同士を比較検討したりする際に、サイトの使いやすさはかなり重要となる。
全体的なサイトデザインがシンプル
ストームのサイトは余計なバナーなどが少ないため、かなり使いやすい。シリーズごとの検索もでき、比較検討したり、目当ての構成に辿り着いたりしやすい。
2025年6月にサイトがリニューアルされてから、デザインだけでなく読み込み速度もやや改善され、より使いやすいサイトに仕上がっている。
カスタマイズ画面がシンプル
カスタマイズ幅が狭いからという理由もあるが、カスタマイズ画面が非常にシンプルで迷うことがない。
特にPC初心者であれば、詳細な解説を書かれたところで意味が分からないため、シンプルさは評価に値する。
BTOストームの4つの注意点・残念な点を紹介
- 性能に対するコスパは悪い
- カスタマイズ幅が非常に狭い
- 品切れ・取り扱い無しのモデルが多い
- 動作音がうるさいと感じることがある
性能に対するコスパは悪い
ピラーレスケースは、通常のケースと比べてコストがかかるため、性能に対するコスパは悪くなる。
以下の表は、常にセールを開催しているフロンティアのゲーミングPCと比較したものだ。
| ストーム | フロンティア1 | フロンティア2 | |
|---|---|---|---|
| 外観 | ![]() | ![]() | ![]() |
| CPU | Ryzen7 9800X3D | Ryzen7 9800X3D | Ryzen7 9800X3D |
| グラボ | RX9070XT | RX9070XT | RX9070XT |
| メモリ | 32GB(16GB×2) DDR5-5600 | 32GB(16GB×2) DDR5 | 32GB(16GB×2) DDR5 |
| SSD | 1TB | 1TB | 2TB |
| 価格(税込) | 439,800円 | 414,800円(セール) | 469,800円 |
フロンティアのセールモデルと比べると、ストームのゲーミングPCは2.5万円ほど高いという結果となった。
しかし一方で、フロンティアのピラーレスケース(非セールモデル)と比べると、3万円安い。
ストームのゲーミングPCはピラーレスケースを採用している関係で価格は高くなるが、ピラーレスケースモデル同士で比べると、むしろコスパが良いことが分かる。
カスタマイズ幅が非常に狭い
ストームでは、メモリとSSDの容量くらいしかカスタマイズできない。
メーカーの変更もできず、「SSDはWestern Digital製が良い!」というようなこだわりには応えてくれないことには注意だ。
一方でカスタマイズの狭さは、PC初心者にとってはメリットになる。PC初心者はメーカーの違いが分からないし、選択肢が多いほど無駄に迷うだけだからだ。
品切れ・取り扱い無しのモデルが多い
ストームでは選べないCPU×グラボの組み合わせが多い。
シリーズによっては豊富なモデル数が用意されているが、モデル数がかなり少ないシリーズもある。
単に品切れということもあるが、そもそもラインナップにないことも多いため、注意が必要だ。
動作音がうるさいと感じることがある
ピラーレスケースの宿命ではあるが、ストームのゲーミングPCの動作音がうるさいと感じることがある。
鏡界シリーズで(Core i7-13700×RTX4070)Cinebench R23を行い、PC本体から50cm離した場所で騒音値を測定したところ、37,4dBAとなった。
この数値は、郊外の深夜~図書館の間くらいの音ということで、そこまで気にするような音量ではないが、神経質な人は気になるだろう。
ピラーレスケースはフロントパネルにファンを取り付けられない関係上、エアフロー確保のためにファンの音が大きく聞こえる傾向にある。
BTOストームの評判を紹介
筆者がクラウドソーシングサービスを利用して、ストームを利用したことがある人のレビューを集めた。
全部で13個のレビューが集まり、12個がポジティブな評判、1個がネガティブな評判だった。
ポジティブな評判
12個のポジティブな評判のすべてがデザインに関するものだったので、そのうち2つに絞って紹介する。
かっこいいゲーミングPCが手に入った
youtubeで見かけるかっこいいゲーム部屋にあこがれてて、ストームのゲーミングPCが欲しいと思っていた。
デザインが気に入った
BTOはダサいと思っていたので避けていたが、ネットでストームのゲーミングPCを見かけて気に入った。
ネガティブな評判
高くて後悔
はじめのうちは満足していたが、他の安いBTOならグラボを1段階上の性能にできたのを知って後悔している。
ストームのPCケース&BTOゲーミングPC一覧
鏡界シリーズ

| 大きさ (幅×高さ×奥行き) | 220mm×440mm×455mm |
|---|---|
| インターフェイス | ヘッドホンマイク USB3.0×2 USB3.1 Gen2 Type-C |
鏡界シリーズは、強化ガラスを用いたピラーレス設計が特徴の、魅せるゲーミングPCだ。多くのパーツが白で統一された高いデザイン性を誇り、画像表示が可能な液晶付き水冷クーラーといったパーツを採用している。綺麗な配線や、インテリアとしても映える外観が絶賛されることが多い。ピラーレスなので仕方がないとはいえ、価格は構成に対してやや高めとの指摘や、底面のインターフェースが床置きには不向きという声もあるが、それらを上回る満足度が得られる完成度の高い一台として評価されている。
鏡界シリーズは、ストームの中で基本となるシリーズだ。内部配線のきれいさは上位シリーズに劣るが、価格面で優位性がある。
ピラーレスケースでさえあれば細かい見栄えは気にしないという人にぴったりだ。
- Ryzen
- Intel
- Radeon
新界シリーズ

| 大きさ (幅×高さ×奥行き) | 220mm×440mm×455mm |
|---|---|
| インターフェイス | ヘッドホンマイク USB3.0×2 USB3.1 Gen2 Type-C |
新界シリーズは、背面コネクタマザーボードを採用し、配線を徹底的に隠したスッキリとした外観が最大の特徴だ。270度パノラマガラスケースや液晶付き水冷クーラー、白で統一されたパーツが美しいインテリア性を実現している。ビルドクオリティの高さが絶賛される一方で、ピラーレスケースなので仕方がない部分はあるが、高負荷時のファン音や、価格が少し高めな点がデメリットとして挙げられる。
ピラーレスケースは内部が丸見えなので、配線が整っている新界シリーズは非常に見栄えが良い。見栄え重視の人にぴったりだ。
- Ryzen
- Radeon
幻界シリーズ
- White(水冷)
- White(空冷)
- Black(水冷)
- Black(空冷)




| 大きさ (幅×高さ×奥行き) | 235mm×490mm×460mm |
|---|---|
| インターフェイス | ヘッドホンマイク USB Type-A ×2 USB Type-C ×1 |
- 白-水冷
- 白-空冷
- 黒-水冷
- 黒-水冷-Radeon
- 黒-空冷
影界シリーズ

| 大きさ (幅×高さ×奥行き) | 218mm×504mm×445mm |
|---|---|
| インターフェイス | ヘッドホンマイク USB3.2 Gen2 Type-C ×1 USB3.0 ×2 |
影界シリーズは、270度強化ガラスを採用した、スタイリッシュで大人な雰囲気の外観が最大の特徴だ。とにかく黒にこだわっていて、浮ついた印象がない。2.8インチの高精細IPS液晶付き水冷クーラーを搭載し、好みの画像や動画を表示させることができる。主要パーツに大手メーカー製を採用していて、さらに見えない配線までこだわっている点が好評だ。高負荷時のファン音は大きめだが、高いインテリア性と性能を兼ね備えたPCとして評価できる。
影界シリーズ登場前のストームは白いピラーレスケースを中心に扱っていたが、影界シリーズの登場により、白と黒の両方がラインナップに上がった形となる。
- Ryzen
- Radeon
流界シリーズ

| 大きさ (幅×高さ×奥行き) | 238mm×502mm×483mm |
|---|---|
| インターフェイス | ヘッドホンマイク USB Type-C ×1 USB3.0 ×2 |
流界シリーズは、曲面強化ガラスを用いたピラーレスデザインが最大の特徴だ。背面コネクタ仕様のマザーボードやGPUの採用により、内部のケーブル露出を極限まで抑えた、魅せるPCとしてできあがっている。大型の曲面OLED付き水冷クーラーを採用していることも独自性と言える。デザインが美しく配線も綺麗なことが高評価な一方、高品質パーツを使用していたり、そもそもピラーレスケースは割高になることから、他社より高額だという声もある。
- Ryzen
風域シリーズ

| 大きさ (幅×高さ×奥行き) | 220mm×410mm×410mm |
|---|---|
| インターフェイス | ヘッドホンマイク USB3.0 ×2 |
風域シリーズは、メッシュパネルを利用することでエアフローを意識したシリーズだ。ピラーレスケースではないため、他シリーズと比べて低価格を実現できているという特徴もある。
- Ryzen
- Radeon
ストームに関するよくある質問と回答
シリーズごとに何が違うの?
コンセプトが違う。
標準的なシリーズ、黒にこだわったシリーズ、MSIコラボシリーズなど、シリーズによって特徴が違うのだ。
とはいえ細かいことは気にせず、デザインで選んでしまって良い。中身のパーツはどれもそう変わらないからだ。
ストームのBTOゲーミングPCって高くない?
価格が売りのBTOショップの一般的なモデルと比較すると高い。
ピラーレスケースは製造にコストがかかるため、一般的なケースを採用したモデルより高額になるのは当たり前だ。
とはいえピラーレスケースモデル同士で比較した場合だと、ストームのBTOゲーミングPCはコスパに優れている。
ピラーレスケース以外のゲーミングPCはないの?
風域シリーズは一般的なケースを採用している。
ラインナップは少ないが、価格重視のモデルが多い。
ストームの納期は何日?何日で届くの?
1~2週間はかかることが多い。一般的なBTOショップと同程度だ。
ただし時期によって大きく前後することがある。購入画面に現在の納期が記載されているので、購入前に要チェックだ。
ストームはどこの国のBTOショップなの?
東京都千代田区に本社を置く、株式会社アイティーシーの運営するBTOショップがストームだ。
NTTやスクウェア・エニックスをはじめとする多数の法人や、多数の学校法人への納入実績がある。
まとめ:ストームのピラーレスケースモデルで、派手なゲーム部屋を作ろう!
この記事では、ストームがどんな特徴を持っていてどんな評判のBTOショップなのかを解説し、採用PCケースとゲーミングPC一覧を紹介した。
ストームでは様々な特徴を持つピラーレスケースモデルを選ぶことができる。他のBTOショップにはない、ストーム独自の特徴だ。
デザインに惚れ込んだ人であれば、ストームのピラーレスケースモデルをおすすめする。派手なゲームデスク周りを作ろう。

















