RTX5070Tiは、2025年2月に発売された、ミドルハイクラスに位置づけられるグラフィックボードだ。
この記事では、RTX5070Ti搭載のBTOゲーミングPCを紹介し、おまけ程度にゲーム性能も見ていく。
RTX5070Tiを検討している人は必見だ。
RTX5070Ti搭載のおすすめBTOゲーミングPCを紹介
RTX5070Ti搭載のおすすめBTOゲーミングPCを、特徴ごとに分けて紹介する。
各BTOショップにはそれぞれ特徴があり、自分の特徴に合ったBTOショップを選ぶことで、損をしないゲーミングPC選びができるのだ。
価格を最重要視したい人におすすめ
フロンティアのRTX5070Ti搭載ゲーミングPC
構成 | |
---|---|
外観 | ![]() |
CPU | Ryzen7 9700X |
グラボ | RTX5070Ti |
メモリ | 32GB(16GB×2) DDR5-5600 |
SSD | 1TB |
価格(税込) | 259,980円 |
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フロンティアは常にセールを開催していて、いつでもゲーミングPCをお得に手に入れることができるBTOショップだ。
価格と性能のバランスが非常に優れているRyzen7 9700Xを搭載していて、8コアCPUなのでゲーム用途にもクリエイティブ用途にも対応できる。
ゲーム、クリエイティブ問わず様々な用途に高度に対応できるモデルだ。
マウスコンピューターのRTX5070Ti搭載ゲーミングPC
構成 | |
---|---|
外観 | ![]() |
CPU | Ryzen7 9800X3D |
グラボ | RTX5070Ti |
メモリ | 16GB(8GB×2) DDR5-5600 |
SSD | 1TB |
価格(税込) | 349,800円 |
公式サイト | 公式サイトはこちら |
マウスコンピューターはBTOショップの中で最高クラスの知名度を誇り、特にNEXTGEARシリーズはデザイン性と価格の両方で優れている。
最高峰のゲーム性能を誇るRyzen7 9800X3Dを搭載していて、8コアCPUなのでクリエイティブ用途にも対応できる。
ゲーム、クリエイティブ問わず様々な用途に高度に対応でき、デザイン性も重視されたモデルだ。
品質を最重要視したい人におすすめ
パーツ | AMD標準構成 | Intel標準構成1 | Intel標準構成2 |
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外観 | ![]() | ![]() | ![]() |
CPU(変更可) | Ryzen7 9700X | Core Ultra7 265K | Core i7-14700K |
グラボ(要変更) | RTX5070Ti | RTX5070Ti | RTX5070Ti |
メモリ | 32GB(16GB×2) DDR5-5600 | 32GB(16GB×2) DDR5-5600 | 16GB(8GB×2) DDR5-4800 |
SSD | 1TB M.2 SSD | 1TB M.2 SSD | 1TB M.2 SSD |
価格(税込) | 398,740円 | 401,060円 | 375,720円 |
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サイコムは最も品質に力を入れているBTOショップの1つと言えるほどに、高品質なパーツのみを採用している。
例えば、最強メーカーと言われるNoctuaの空冷クーラーを標準構成の時点で搭載していたり、グラボや電源のメーカーを選べたりする。
サイコムであれば、誰でも簡単に高品質なゲーミングPCを手に入れることができるのだ。
カスタマイズ性を最重要視したい人におすすめ
パーツ(全て変更可能) | AMD構成 | Intel構成 |
---|---|---|
外観 | ![]() | ![]() |
CPU | Ryzen7 9800X3D | Core Ultra7 265KF |
グラボ | RTX5070Ti | RTX5070Ti |
メモリ | 32GB(16GB×2) DDR5-5600 | 32GB(16GB×2) DDR5-5600 |
SSD | 1TB | 2TB |
価格(税込) | 384,780円 | 346,280円 |
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※基本的には、週替りセール対象モデルから選定
SEVENはカスタマイズ性に優れたBTOショップであり、ケースやCPUを含む全てのパーツを幅広い選択肢から変更できる。
価格重視の構成にするのも良し、デザイン性重視の構成にするのも良し、自分好みのゲーミングPCに仕上げることができるのだ。
RTX5070Tiのゲーム性能をベンチマーク
CPUはRyzen7 5800X3D、メモリは32GB、最高設定での測定。なお記載している数値は目安であり、保証するものではないことに注意。
RTX5070TiのWQHDゲーミング性能
- 平均
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
- 7





※CPUボトルネックが起きている



注目すべきは、RX9070XTとの性能差だ。ゲームによって得意不得意はあるが、総合的にはRTX5070TiとRX9070XTは同等のパフォーマンスを発揮している。
RTX5070Tiの4Kゲーミング性能
- 平均
- 1
- 2
- 3
- 4
- 5
- 6
- 7





※CPUボトルネックが起きている



WQHDの時と同じように、RTX5070TiとRX9070XTは総合的には同等のパフォーマンスを発揮している。
RTX5070Tiの4Kゲーミング性能(マルチフレーム生成)
- 1
- 2
- 3

※RX9070XTはマルチフレーム生成ではなくFSRを有効化

※RX9070XTはマルチフレーム生成ではなくFSRを有効化

※RX9070XTはマルチフレーム生成ではなくFSRを有効化
RTX50シリーズで使えるマルチフレーム生成は、非常に強力な機能だ。
注目したいのは、通常時にはCPUボトルネックが起きていたHogwats Legacyにおいてもフレームレートを延ばせていることだ。マルチフレーム生成はグラボ側のみで処理を行うため、CPUボトルネックがある場合でも影響を受けずに効果を発揮できる。
マルチフレーム生成は対応済みのゲームでしか使えないというデメリットはあるが、強力な機能であることに間違いはない。
RTX5070Tiの価格とコストパフォーマンス
- 価格
- コスパ(WQHD)
- コスパ(4K)



RTX5070Tiの価格を見ると、RX9070XTより3万円以上も高額だ。ゲーム性能ではRTX5070TiとRX9070XTは同等なので、コスパではRTX5070Tiが惨敗している。
RTX5070Tiの消費電力とワットパフォーマンス
- 消費電力(WQHD)
- ワッパ(WQHD)
- 消費電力(4K)
- ワッパ(4K)




ゲーム性能ではRTX5070TiとRX9070XTは同等だが、消費電力の少なさではRTX5070Tiが勝っている。つまりワットパフォーマンスに優れている。
RX9070XTの消費電力はRTX5080と同等であり、カツ入れ仕様であることがわかる。
まとめ:RTX5070Tiはライバルの出現によって立場が危ういグラボ
この記事では、RTX5070Ti搭載のBTOゲーミングPCを紹介し、おまけ程度にゲーム性能も見ていった。
- RTX5070TiはWQHDや4Kに対応できるグラボ
- RX9070XTがかなりのライバルであり、性能では同等クラス、コスパではRTX5070Tiがぼろ負けしている
- 消費電力ではRX9070XTよりRTX5070Tiが優れている
消費電力に重きを置くかは人それぞれだが、消費電力を度外視すれば、RTX5070TiはRX9070XTに魅力を奪われているという評価になってしまう。