「PCを自作するほどの知識もやる気もないけど、BTOのPCケースはダサいから利用したくないんだよね」と悩んでいる人は多い。せっかく高性能なPCを買うなら、性能だけでなく見た目にもこだわりたいだろう。
昔からゲーミングPCに触れている人であれば、BTOのPCケースはダサいと思ってしまうのも無理はない。実際にダサいものがほとんどだったからだ。
この記事では、現在のBTOのPCケースが本当にダサいのかについて解説し、イメージを覆すようなおしゃれなPCケースを紹介する。
PCケースのダサさが理由でBTOの利用をためらっている人は必見だ。
BTOのPCケースはダサいのか?
一昔前であれば、BTOのPCケースは確かにダサかった。単なる黒い箱であり、オフィス用PCのような見た目のものがほとんどだったからだ。
しかしゲーミングPCが一般的になっている今、デザイン性に力を入れたBTOが増えている。自作と同じ水準のカッコよさを提供しているBTOもあるほどだ。白いケースは基本として、LEDライティングで映えるケースや、ピラーレスケースなども見られる。
一部BTOではいまだにダサいPCケースを採用しているが、ダサくないPCケースも増えていると知っておきたい。
PCケースがカッコいいBTOの例
筆者がカッコいいと感じるPCケースを採用しているBTOの一例は以下の通り。
特徴 | |
---|---|
SEVEN(公式サイト) | 自作のようなカスタマイズ幅が売り。 |
フロンティア(公式サイト) | セール頻度と価格の安さが売り。 |
ストーム(公式サイト) | ピラーレスケースの多さが売り。 |
SEVEN:自作のようにカスタマイズ可能なBTO
以下はSEVENで選べるPCケースの一例だ。20以上のPCケースから選ぶことができる。
SEVENは自作のように広い選択肢からパーツをカスタマイズできるBTOだ。一般的なBTOとは違い、ASUSやNZXTといったパーツメーカー製のPCケースを選べるので、デザイン性に優れている。ケース以外のパーツに関しても、同様に選定可能だ。
1つ1つのパーツにこだわったゲーミングPCに仕上げたいなら、SEVENはおすすめのBTOだ。
›SEVENの評判や独自の特徴、採用ケース&ゲーミングPC一覧を紹介
フロンティア:価格が売りのBTO
以下はフロンティアで選べるPCケースだ。
フロンティアは常にセールを開催していて、価格の安さが売りのBTOだ。シリーズごとに採用しているケースが違い、それぞれ特色のあるデザインに仕上がっている。一昔前のフロンティアしか知らない人からすれば、このバリエーションに驚くはずだ。
MSIやASUSとのコラボシリーズもあり、幅広いニーズに応えてくれる。安さとデザインを両立したい人にフロンティアはおすすめだ。
›フロンティアの評判や独自の特徴、採用ケース&ゲーミングPC一覧を紹介
ストーム:ピラーレスケース専門のBTO
以下はストームで選べるPCケースだ。
ストームはピラーレスケース専門と言えるほどのBTOであり、すべてのシリーズでピラーレスケースを採用している。背面コネクタマザーボードを採用して見栄えを最大限に重視したシリーズもあり、ピラーレスケースを求めているなら一番に候補になるBTOだ。
›ストームの評判や独自の特徴、採用ケース&ゲーミングPC一覧を紹介
大手BTOほどダサいPCケースを採用している傾向にある
一部の人は「無難なデザイン=ダサい」と感じるが、一般的には無難なデザインのほうが受け入れられやすい。そのため大手BTOほど無難なデザインのPCケースを採用していて、「ゲーミング」の印象が強いPCケースは扱われていないことが多い。
ドスパラ
ドスパラで採用されているPCケースは以下の通り。シリーズによって大きさなどに違いがあるが、基本的なデザインは同じだ。
最大手BTOであるドスパラのPCケースは、筆者目線だとかなりダサい。特にフロントパネルの真ん中にデカデカとあるロゴがダサさを何倍にも増している。変に青いラインが入っているのもダサく感じる。
人によってはカッコいいと思うようだが、筆者の感覚で言うと、ドスパラのPCケースはかなりダサい部類に入る。
ツクモ
ツクモで採用されているPCケースは以下の通り。以下のPCケース以外もあるが、ラインナップ的にメインは以下の3種類だ。
ツクモは黒いシンプルなPCケースを採用している。黒一色のケースだからダサいというわけではないが、ロゴが目立つからだろうか、どことなくダサさを感じる。やはりロゴの主張が激しいPCケースはダサい。
ダサいPCケースは安い傾向にある
ダサいPCケースを採用したモデルは価格が安い傾向にある。デザイン面でコストがかかっていないからだ。
一方で、スタイリッシュだったり、LEDライティングで彩られてたり、ピラーレスケースだったり、といったカッコいいPCケースを採用したモデルはそれだけで高額になる。デザイン面にコストがかかっているからだ。デザインは性能とは無関係なので、コスパで見ると悪いということになる。
「できるだけ価格を安くしたい」「限られた予算でなるべく高性能なPCが欲しい」という場合は、ダサいPCケースを選んだほうが良い。
反対に、「いいものを買ったという満足感が欲しい」「デスク周りをスタイリッシュに魅せたい」という場合は、コストが増えるのを覚悟でカッコいいPCケースを選ぶべきだ。
まとめ:ダサくないPCケースを採用したBTOも多い
この記事では、BTOのPCケースは本当にダサいのかを、具体例を交えながら解説した。
ダサいと感じるかどうかは人それぞれだが、大手BTOほどダサいPCケースが多く、中小BTOほどカッコいいPCケースを採用している傾向にある。一昔前の「BTOはすべてがダサい」という認識は間違っている。
カッコいいPCケースを採用したゲーミングPCに仕上げたいなら、カッコいいPCケースを選べるBTOを利用しよう。
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