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【2025年】初心者でも失敗しないBTOゲーミングPCの選び方を徹底解説【これで完璧】

「ゲーミングPCが欲しいけど、どれを選べば良いのかわからない」

「BTOゲーミングPCってよく聞くけど、普通のPCと何が違うの?」

この記事では、そんな疑問を持つ人に向けて、BTOゲーミングPCの選び方を徹底解説する。

主要パーツの解説から、おすすめBTOの紹介、購入後のメンテナンス方法まで、初心者でも安心してゲーミングPCを選べるように、役立つ情報をまとめた。

ぜひこの記事を参考にして、自分にピッタリの一台を見つけてほしい。

BTOゲーミングPCとは?

BTOゲーミングPCは、受注生産形式(Build To Order)で販売されるゲーミングPCのことだ。一般的な既製品PCと違い、自分の用途や要望に合わせたパーツのカスタマイズが可能という特徴がある。

ゲーミングPCを購入する人は特に性能に対して敏感なので、カスタマイズ可能なBTOは、ユーザーの需要にも合っている。例えば、基本構成のメモリ容量が16GBのところを、カスタマイズによって32GBに増やすことが可能だ。

受注生産なので、注文完了から納品まで時間がかかるという欠点はあるが、自分にとって過不足ない構成のゲーミングPCを手に入れられるというメリットが大きい。

BTOとは?

BTOとは「Build To Order」の略で、受注生産という意味だ。

ゲーミングPCに限らず、自動車や家具など、様々な製品で採用されている販売方式となる。ユーザーのニーズに合わせて、必要な機能や性能を持つ製品を注文できるのが特徴だ。

ゲーミングPCと普通のPCとの違い

ゲーミングPC普通のPC
グラフィック性能高画質3Dゲームのために高性能なグラフィックボードを搭載Officeソフトやウェブ閲覧が主な用途なので、CPU付属のグラフィック機能を使用
冷却性能発熱量の多い高性能パーツを冷やすために、冷却性能の高いCPUクーラーやケースファンを搭載最低限の冷却性能
メモリゲームやクリエイティブソフトの快適な動作のために32GB以上のメモリを搭載することもある高負荷の作業に適さないため、8~16GBのメモリで十分
ストレージ大容量のゲームをインストールするために1TB以上のSSDを搭載容量を必要としないため、256GBや512GBのSSDが多い。

最大の違いは、グラフィックボード(グラボ)を搭載しているかどうかだ。

グラボは映像に関する処理を行うパーツであり、ゲームの3D美麗グラフィックを描画するのに必須となる。グラボを搭載するゲーミングPCではゲームを快適にできるし、搭載しない普通のPCではゲームはできない。

グラボ以外のパーツに関しては、搭載されているパーツ自体はほぼ同じだが、性能や品質、容量が異なる。

ゲーミングPCと普通のPCとの詳しい違いについては、以下の記事で解説している。
【徹底比較】ゲーミングPCと普通のPCの違いとは?性能・価格・用途をわかりやすく解説!

BTOゲーミングPCと既製品ゲーミングPCとの違い

比較項目BTOゲーミングPC既製品ゲーミングPC
価格自分の予算に応じて調整可能調整できず、不必要な性能を買うことになることもある
カスタマイズ性高い(ショップによって幅が異なる)低い
保証ありあり
納期数日~数週間すぐに購入して使用可能

両者は柔軟性が全く違い、BTOゲーミングPCのほうが柔軟性に優れている。自分でパーツをカスタマイズできるため、パーツだけでなく価格も柔軟に設定できる。

過不足ない構成、つまり無駄のない構成のゲーミングPCにできるという点がBTOゲーミングPCの優れている点だ。

一方で既製品のゲーミングPCは購入してすぐに納品してくれるため、購入から到着までの時差が少ない。

一長一短だが、よほど緊急性が高くない限り、BTOゲーミングPCのほうがおすすめだ。

BTOゲーミングPCの主要パーツを解説

BTOゲーミングPCの選び方解説の前に、PCパーツについて知る必要がある。

ここでは、ゲーミングPCの主要なパーツについて解説する。

ゲーミングPCを構成する主要パーツ
  • CPU
  • グラフィックボード
  • メモリ
  • ストレージ
  • 電源ユニット
  • CPUクーラー

CPU

CPU(中央処理装置)はPCの頭脳とも言える重要なパーツであり、PCのパフォーマンスを左右する最も重要なパーツの1つだ。

ゲーミングPCでは、特に負荷の軽いゲームにおいて、CPUの性能がパフォーマンスに直結しやすい。逆に4Kのような超高負荷な場面においては、CPUによるパフォーマンスの違いはほぼ表れない。ただしクリエイティブ用途では、CPU性能が重要になることも多い。

性能に関しては様々な指標があるが、最も重要なのはコア数だ。コアとは脳の数であり、コア数が多いほど高度な作業やマルチタスクを快適に行える。用途に合ったコア数を持つCPU選びが重要だ。

CPUの選び方

CPU
ゲームだけ
(6コア)
Ryzen5
Core Ultra5
ゲーム+配信など。汎用的
(8コア以上)
Ryzen7, Ryzen9
Core Ultra7, Core Ultra9
高度なクリエイター
(12コア以上)
Ryzen9
Core Ultra9

例えばRyzen5とRyzen7の違いは、コアの数だ。Ryzen7はRyzen5よりコア数が多いため、マルチタスクに対応しやすい。ゲームであれば多くのコア数を必要としないため、Ryzen7ならまだしも、Ryzen9は必要ない。

自分の用途に合わせたコア数を持つCPU選びをすることで、無駄なく選ぶことが可能だ。

CPUの詳しい選び方については、別の記事で解説している。
【ゲーミングPC】CPUの選び方完全ガイド!IntelとAMDの違いから性能の見方まで徹底解説

2025年10月時点で最もおすすめなCPUは、Ryzen7 9700Xだ。どんな構成にも合い、多くの人にとって必要十分な性能となっている。価格も控えめだ。

グラフィックボード

グラフィックボード(グラボ)は映像処理を担当するパーツであり、ゲーミングPCで最も重要なパーツだと言われることも多い。ゲーミングPCはゲーム用途でもクリエイティブ用途でも、映像が重要になるからだ。

性能が高いグラボを搭載するほど、高いフレームレートで安定させることができたり、高解像度でプレイできたりする。

グラボの性能を測る指標は複数あるが、重要なのはVRAMだ。VRAMとはビデオメモリのことで、グラボ上にある補佐役のような部分だ。VRAMが多いほどグラボの作業が捗るため、特に高負荷作業ではVRAMの容量が重要になる。

グラフィックボードの選び方

グラボ(VRAM)
フルHDでのゲームRadeon RX9060(8GB)
Radeon RX9060XT(8GB)
GeForce RTX5060(8GB)
GeForce RTX5060Ti(8GB)
WQHDでのゲームRadeon RX9060XT(16GB)
Radeon RX9070(16GB)
Radeon RX9070XT(16GB)
GeForce RTX5060Ti(16GB)
GeForce RTX5070(12GB)
GeForce RTX5070Ti(16GB)
4KでのゲームRadeon RX9070XT(16GB)
GeForce RTX5070Ti(16GB)
GeForce RTX5080(16GB)
GeForce RTX5090(32GB)
クリエイティブ用途GeForce RTX5060Ti(16GB)
GeForce RTX5070(12GB)
GeForce RTX5070Ti(16GB)
GeForce RTX5080(16GB)
GeForce RTX5090(32GB)

画一的に「240fpsを出したいならこのグラボ」というように言うことはできない。同じグラボを使っても、ゲームAでは60fps、ゲームBでは300fpsというように差があることが普通だからだ。

筆者がおすすめするのは解像度による分別だ。各グラボに搭載されているVRAMの容量によって、対応できる解像度がおおよそ決まる。

例えば、性能が低めのRTX5060はフルHD向けのグラボなので、VRAMも8GBしか搭載されていない。一方で性能が高いRTX5070Tiは、幅広い用途に対応できるように16GBのVRAMが搭載されている。

このように、ゲーム用途の場合はプレイしたい解像度によってグラボを決めるという手法がかなり役に立つ。

グラフィックボードの詳しい選び方は、以下の記事を参考にすると良い。
【初心者向け】ゲーム用グラボの選び方!性能の見方から目的別おすすめモデルまで徹底解説

フルHD向けグラボで最もおすすめなのは、RX9060XTだ。WQHD~4K向けグラボで最もおすすめなのは、RX9070XTとなる。ゲーム用途ならRadeonで間違いない。

注意点としては、BlenderなどでCUDAコアを利用する場合や、ローカル環境で画像生成AIを利用する場合など、ゲーム以外でも広く使いたいならGeForceが安定だ。

メモリ(RAM)

メモリ(RAM:Random Access Memory)はデータを一時的に記憶するパーツだ。作業台の広さのようなものであり、容量が多いほど複数のゲームやアプリケーションを同時に起動しても快適に動作する

ゲームにおいては、ゲームプログラムやデータを一時的にメモリに保存することで、CPUやグラフィックボードがデータに高速にアクセスできるようにする役割を担う。

メモリの性能を表す指標
  • 容量:メモリに記憶できるデータ量。容量が大きいほど多くのデータを一時的に記憶できるため、マルチタスクが快適になり、ゲームのフレームレートも向上する
  • 規格:DDR4、DDR5など、メモリの種類を表す。新しい規格ほど転送速度が速くなる
  • 動作周波数:メモリの動作速度を表す指標。動作周波数が高いほどデータ転送速度が速くなる
  • レイテンシ:メモリの応答速度を表す指標。レイテンシが低いほど、データ転送の遅延が少なくなる

メモリ容量の選び方

スペックや主な用途
8GBゲーミングPCとしては物足りない容量。軽量ゲーム向けであり、汎用性は非常に低い
16GBゲーミングPCとしては比較的標準的な容量。ただし最近だと不足しがち。
32GB最近のゲーミングPCとしては標準的な容量。32GBにしておけばとりあえず問題ない人がほとんど。
64GB以上4K素材を扱うようなクリエイターのみが必要とする容量。一般的なユーザーであれば必要ない。

筆者おすすめのメモリ容量は32GBだ。32GBメモリは汎用性に非常に優れるだけでなく、価格もさほど高くない。16GBはやや足りないことも多く、64GB以上は基本的に使い切れずに無駄になる。

ゲーミングPCに搭載するメモリ容量の選び方は、以下の記事で解説している。
【16GB?32GB?】ゲーミングPCのメモリ容量の正解は?後悔しない選び方を解説!

ストレージ

ストレージは、ゲームやデータを保存するパーツで、大きく分けてSSDとHDDの2種類がある。

SSDは高速の読み書きが可能なので、メインストレージにはSSDを用いる。PCやゲームの起動、ロード時間を短くできるからだ。

HDDは読み書き速度が遅いのでメインストレージには向いていない。一方で大容量かつ安価なので、大量の動画ファイルを扱うような人の、2つ目のストレージとして優秀だ。

ストレージの選び方

スペックや主な用途
NVMe SSD 500GB最近のゲーミングPCとしては物足りない容量。1つのゲームしかプレイしない人向け。(そんな人いる?)
NVMe SSD 1TB最近のゲーミングPCとしては標準的な容量。大量のゲームをプレイしたり、大量の動画素材を扱わない限りは十分。
NVMe SSD 2TBやや過剰な容量。人によっては必要か。
SATA SSDNVMe SSDと比べて速度は遅いが価格は安い。おすすめはしない。
HDDSSDと比べて速度が非常に遅いが、大容量で低価格なので、大量の動画ファイルの保存などに適している

BTOでは、メインストレージにはNVMe SSDが設定されていることが多い。メインSSDの容量でおすすめなのは1TBだ。ちょうど良い容量であり、価格も安い。筆者の意見では2TBは多すぎる上に、価格も高いためおすすめしづらい。

2つ目のストレージとしては、NVMeだけでなくSATA SSDやHDDも選べることが多い。SATA SSDやHDDは、NVMe SSDと比べて安価だ。特にHDDは、速度が遅いが大容量かつ安価なので、動画ファイルなどを大量に保存するストレージとして優秀だ。

電源ユニット

電源ユニットはPCに電力を供給するパーツで、PC全体の安定性を保つのに重要だ。PCの消費電力が電源容量ギリギリだと、動作が不安定になり、突然シャットダウンするといった不具合が起きる。

逆に電源容量が多すぎても単なる無駄だ。「CPUの消費電力+グラボの消費電力」の1.5~2倍ほどが最適な電源ユニットの容量だと言われている。

電源ユニットには容量以外にも、80PLUS認証という、電力をどれだけ無駄なく使えるかを表す指標もある。

電源ユニットの選び方

BTOでは、構成に合った容量の電源ユニットが標準搭載されているため、容量について気にする必要はない。CPUやグラボを変更できるBTOでも、構成に合った電源容量のみが選択肢に現れるため、電源の容量不足で悩むことはないと思って良い。

電源ユニットに関して、容量以外で重要なのは80PLUS認証だ。80PLUS認証とは、電力をどれだけ効率的に使えるかを表したグレードであり、高グレードな電源ユニットほど電力を無駄なく使用できる。

負荷率20%負荷率50%負荷率100%
STANDARD80%80%80%
BRONZE82%85%82%
SILVER85%88%85%
GOLD87%90%87%
PLATINUM90%92%89%
TITANIUM92%94%90%
※負荷率50%とは、例えば600Wの電源に対して、消費電力が300Wの状態のこと

例えばBRONZEの電源ユニットの負荷率が50%の場合、コンセントから供給される電力の85%を使用でき、残りの15%は無駄になってしまっている、ということを示している。高グレードほど電力を無駄なく使うことができるが、価格も高い。

BTOでよく見かけるのはBRONZE、GOLD、PLATINUMだが、大きな差があるわけではないので、無理して高グレードを選ぶ必要性は薄い。BRONZE→GOLDのグレードアップくらいは良いかもしれない。

CPUクーラー

CPUクーラーは、発熱するCPUを冷やすためのパーツだ。CPUが動作すると熱を発するのだが、100度付近になるとそれ以上CPUパフォーマンスが上がらないように設計されている。そのためCPUクーラーによってCPUを冷やすことで、高いパフォーマンスに到達できるようにするというわけだ。

CPUクーラーには、空冷クーラーと水冷クーラーの2種類がある。価格やメーカーにもよるが、一般的には空冷クーラーは安価、水冷クーラーは高価だが冷却性能も高い。

CPUクーラーの選び方

スペックや主な用途
空冷クーラー水冷クーラーより冷却性能に劣る傾向にある。
Ryzen5, 7や、KなしのCore Ultra向け。
簡易水冷クーラー空冷クーラーより冷却性能に優れている傾向にある。
ポンプで水を送るため、動作音が目立つというデメリットもある。
Ryzen9やKありCore Ultra向け。
※本格水冷クーラーというものもあるが、一般的ではなく、BTOでは扱われていない。「水冷クーラー」と言うときには、簡易水冷を指すことが多い。

BTOであれば、カスタマイズ選択肢のどのCPUクーラーを選んでも問題ない。搭載するCPUを冷却しきれないクーラーは、選べないようになっているからだ。

自作PC界隈では、「最近のCPUは水冷じゃないと冷やせない」と言われることもあるが、BTOではあまり当てはまらない。BTOでは考えなしにCPU性能を全開にするのではなく、高い性能を安い冷却で実現できるように調整していることが多いからだ。

おすすめは、ある程度性能の高い空冷クーラーだ。水冷はポンプの音が目立つことがあり、故障のリスクが空冷より高い。

BTOであれば安い空冷クーラーでも問題ないが、回転音が目立つことがある。安い=冷却力が低いということなので、回転速度が高くなり、音が大きくなるのだ。

BTOゲーミングPCの選び方

BTOゲーミングPCを選ぶ際は、以下の4つのステップで進めるとスムーズだ。

BTOゲーミングPCを選ぶ手順
  1. 価格帯を知る
  2. 将来性を知る
  3. 用途を決める
  4. 重視したいことを決める

価格帯を知る

まずはゲーミングPCの価格帯を知る必要がある。

以下は、一般的な大手BTOにおける価格感を示した表だ。

主な用途
10~15万円フルHDゲーミング向け。型落ちパーツを搭載しているなど、汎用性が低く、おすすめ度は低い。
15~20万円フルHDゲーミング向け。
ゲーミングPCを買うなら最低でもこの価格帯から。
20~25万円フルHD~WQHDゲーミングに最適。
25~30万円WQHD~4Kゲーミングやクリエイティブ作業に最適。
30~40万円WQHD~4Kゲーミングやクリエイティブ作業に最適。
40~50万円4Kゲーミングやクリエイティブ作業に最適。
50万円~富豪向け。

この表はあくまで目安であり、BTOや搭載するパーツによって実際の価格は大きく変わる。この表は安めのBTOに合わせているため、パーツやデザインにこだわった高級志向の構成やBTOを選ぶ場合、この表から大幅に逸脱する可能性がある。

とはいえ、おおよその価格感を知ることで、「10万円で最強のゲーミングPCが欲しい」などという幻想を抱かずに済む。

将来性を知る

ゲーミングPCは高い買い物なので、できるだけ安く済ませようとする人がいるが、高い買い物だからこそ長く使えるものを買うべきだ。具体的には以下の2点に注意したい。

将来性を重視したゲーミングPCの選び方
  • 最新世代のCPUやグラボを選ぶ
  • ゲーミングノートではなく、デスクトップを選ぶ

CPUやグラボは、数年おきに旧世代より優れた新世代が発売される。汎用性や将来性を考えた際に、最新世代を選んでおいた方が幅広い用途に対応できる。購入時点では想定していなかった用途で用いるときに、旧世代の性能では足りない可能性があるのだ。BTOでは基本的に最新世代のみを扱っているので、あまり気にしなくて良い。

一般的なPCではノートが主流なので、ゲーミングPCもノートにする人が意外に多いが、筆者としてはデスクトップを圧倒的におすすめする。「ゲーミング用途」とノートが絶望的に嚙み合っておらず、ゲーミングノートはゲーミングデスクトップの単なる完全下位互換になってしまいがちだからだ。詳しくは以下の記事を参考にすると良い。
【一択】ゲーミングPCはデスクトップとノートのどっちが良い?

用途を決める

用途を決めることで、必要な性能がおおよそ決まる。

例えば一口にゲーム用途と言っても、最新の3Dゲームを最高画質でプレイしたいのか、eスポーツ系ゲームを144fpsや240fpsでプレイしたいのか、4K解像度で美麗グラフィックを楽しみたいのか、などによって必要な性能は全く違う。

他にも、ゲーム単体の場合はCPU性能はさほど重要ではないが、ゲーム配信の場合はグレードの高いCPUを選んだほうが良い。

用途によって、どのグラボやCPUを選ぶべきかが大きく変わるため、用途を決めるのは非常に重要だ。

重視したいことを決める

ここまでで性能を決めたら、後はどのBTOを選ぶかを決めるだけだ。BTOを決める際は、自分が何を重視したいかを決めれば良い。

BTO選びで重視すること
  • 価格の安さを重視したい
  • 冷却性や静音性といった品質を重視したい
  • デザインを重視したい

ゲーミングPCで重視したいことと言えば、上記の3つのどれかだ。重視したいことを決めることで、選ぶべきBTOが自動的に決まる。各BTOはそれぞれ特徴があり、自分の要望に合う特徴を持つBTOを選べば良いからだ。

性能に関しては、どのBTOも同じなので気にする必要はない。例えばRTX5070であれば、どのBTOのRTX5070も同性能だと思って良い。

おすすめのゲーミングPC構成を紹介

ここまでごちゃごちゃ解説してきたが、よくわからない人はこのおすすめゲーミングPC構成を参考にして欲しい。

注意点としては、万人に受け入れられる構成は存在しない。予算や細かい用途によって最適な構成は変わるからだ。あくまで大衆向け、多くの人にはこれで良いという選び方をしている。

フルHD向けのおすすめゲーミングPC構成

パーツ備考
CPURyzen7 9700XFPSなど、フレームレートが重要ならRyzen7 9800X3Dも視野
グラボRX9060XT 16GBゲーム以外もやるならRTX5060Ti 16GB
メモリ32GB(16GB×2)
ストレージ1TB NVMe SSD2TBでも良い。予算次第
電源650~750W

WQHD~4K向けのおすすめゲーミングPC構成

パーツ備考
CPURyzen7 9700X高負荷になるほどRyzenX3Dの価値は下がる
グラボRX9070XTゲーム以外もやるならRTX5070Ti
メモリ32GB(16GB×2)
ストレージ1TB NVMe SSD2TBでも良い。予算次第
電源850W

BTOの分類とおすすめ

分類特徴おすすめ
価格重視無名メーカーのパーツを採用し、低価格を実現。
高コスパ。
知名度の高いBTOは価格重視なことが多い。
フロンティア
品質・カスタマイズ重視有名メーカーのパーツを採用し、冷却性能や耐久性を高めている。
カスタマイズ性が高く、こだわり派におすすめ。
低コスパ。
サイコム
SEVEN
ark
デザイン重視PCケースのデザインに特徴がある。マウスコンピューター
SEVEN
ark
ストーム

数多くのBTOショップがあるが、BTOごとに特徴があり、「価格重視」「品質・カスタマイズ重視」「デザイン重視」の3種類に分類できる。

例えば、広い選択肢から1つ1つのパーツを選びたいなら、大手BTOばかりを見ていても意味がない。大手BTOは価格を重視していることが多く、カスタマイズ性は低いからだ。

先ほど決めた「重視したいこと」を基にすることで、BTO選びをスムーズに行える。
BTOショップおすすめランキング【自分にあった一台を】

おすすめの価格重視BTO

価格重視でBTOゲーミングPCを選ぶなら、フロンティアをおすすめする。フロンティアは常にセールが開催されていて、最安レベルでお得にゲーミングPCを手に入れられるからだ。人気のある構成はセール対象になることが多いのもポイントだ。

フロンティアは安いだけでなく、品質も評価できる。というのも他の大手BTOより、搭載パーツの詳細を記載しているモデルが多い。MSI製などの信頼性の高いパーツの搭載が多いため、安さと品質を両立できている。

価格重視でBTOを選ぶなら、フロンティアは非常におすすめだ。
フロンティアの評判や独自の特徴、採用ケース&ゲーミングPC一覧を紹介

おすすめの品質・カスタマイズ重視BTO

品質やカスタマイズ性を重視したいなら、以下の2つがおすすめだ。

品質・カスタマイズ重視のおすすめBTO
  • サイコム:特に品質が優れている
  • SEVEN:特にカスタマイズ性・デザイン性が優れている

サイコム:品質重視のBTO

サイコムは、標準構成の時点で有名メーカーのパーツのみを搭載している。カスタマイズできるパーツも有名メーカーのみであり、「品質重視のBTOと言えばサイコム」と言えるほどのBTOだ。特に冷却性と静音性にこだわっている印象であり、PC玄人であれば満足できる構成となっている。

逆にPC初心者は品質に価値を感じにくく、ただ単に高額なだけという印象を受けるだろう。

冷却性や静音性といった品質に価値を感じるなら、サイコムはおすすめのBTOだ。
サイコムの評判や独自の特徴、採用ケース&ゲーミングPC一覧を紹介

SEVEN:カスタマイズ・デザイン重視のBTO

SEVENは、非常に広い選択肢からパーツをカスタマイズできるBTOだ。選択肢が広すぎて悩むほどだ。価格は大手BTOと比べて高額になることが多いが、カスタマイズによってはかなり安くできることもある。

カスタマイズの他には、ケースのデザインの幅が広い。無難なデザインだけでなく、奇抜なデザインが用意されている。

カスタマイズやデザインを重視したいなら、SEVENはおすすめのBTOの1つだ。
SEVENの評判や独自の特徴、採用ケース&ゲーミングPC一覧を紹介

おすすめのデザイン重視BTO

ケースのデザインを重視したいなら、以下のBTOがおすすめだ。

デザイン重視のおすすめBTO
  • マウスコンピューター
  • SEVEN
  • ark
  • ストーム

SEVENは先ほど「品質・カスタマイズ重視BTO」でも紹介しているので、ここではSEVEN以外を紹介する。

マウスコンピューター:ゲーマー受けの良いケースデザイン

NEXTGEARの白ケース

マウスコンピューターは他の大手BTOでは見かけないようなデザインのケースを採用している。特にNEXTGEARシリーズのデザインは秀逸なだけでなく価格も安いので、ゲーマーからの人気も高い。

マウスコンピューターは大手BTOの1つであり、最高峰の知名度を誇ることも魅力だ。知名度の高さは信頼性に繋がる。

デザインが気に入ったのなら、マウスコンピューターは非常におすすめできるBTOだ。
マウスコンピューターの評判や独自の特徴、採用ケース&ゲーミングPC一覧を紹介

ark:カスタマイズ・デザイン重視のBTO

arkはSEVENと似たような特徴のBTOだ。カスタマイズの選択肢が非常に広く、細部までこだわったゲーミングPCに仕上げることができる。

ケースのデザインに関しては無難なものが多いが、カラーバリエーションが多い。基本的に黒と白の両方を選ぶことができ、それら以外の色がある場合もある。

カスタマイズやデザインを重視したいなら、arkはおすすめのBTOの1つだ。
arkの評判や独自の特徴、採用ケース&ゲーミングPC一覧を紹介

ストーム:ピラーレスケース専門店

幻界

ストームは、ピラーレスケース専門店とも言えるほど、すべてのシリーズでピラーレスケースを採用している。ピラーレスケースは、フロントと左サイドでガラスパネルを採用したケースのことで、非常に映えるのが特徴だ。

ストームのピラーレスケースは、画像からでも分かるように、PC内部の配線がスッキリしている。背面コネクタマザーボードを採用することで、配線を裏側に隠し、見栄えを良くしているのだ。

ピラーレスケースを採用したゲーミングPCを求めるなら、ストームは必見のBTOだ。
ストームの評判や独自の特徴、採用ケース&ゲーミングPC一覧を紹介

BTOゲーミングPCのカスタマイズやオプション

BTOでは、パーツを自分好みにカスタマイズできる。性能に関連するパーツの選び方は先ほど解説したので、ここでは性能以外に関係するカスタマイズやオプションを紹介する。

ケース

説明
ミドルタワーBTOで標準的な大きさのケース。
冷却性能と拡張性、価格のバランスが良い。
ミドルクラス以下のモデルで採用されている傾向にある。
フルタワー冷却性能や拡張性が高いが、価格も高い。
ハイクラス以上のモデルで採用されている傾向にある。
コンパクトケース
(ミニタワーなど)
省スペースだが、冷却性能や拡張性は限定的。
ミドルクラス以下のモデルで採用されている傾向にある。

一般的なBTOでは、シリーズごとに採用ケースが固定されていて変更できない。標準構成を選ぶときに、好みのケースを採用したシリーズを選ぼう。

ただしSEVENのような一部のBTOでは、ケースの変更ができる。

LED

説明
RGB静的な単色ライティング。
ARGBソフトウェア制御で、複雑な発光パターンやアニメーション効果を表現できる。

LEDは、ゲーミングPCの特徴的なカスタマイズ要素の1つだ。

カラフルなLEDを搭載することで、ゲーミングPCをより個性的に、スタイリッシュに演出できる。

Wi-FiやBluetooth

ゲーミングデスクトップPCはネットへの有線接続が一般的であり、標準構成のままだと無線接続はできないことが多い。家庭の事情で無線接続する必要がある場合は、以下のどちらかのカスタマイズをする必要がある。

ネットへの有線接続ができない場合
  • 無線LAN子機を付ける
  • WiFi対応のマザーボードに変更する

マザーボードに関しては変更できないBTOもある。WiFi対応のマザーボードには「WiFi」などと記載されているので要確認だ。

OS

OSはOperating Systemであり、ゲーミングPCを動作させるための基本的なソフトのことだ。Windows11 Homeが一般的だ。

BTOやモデルによってはWindows11 Proが標準構成になっているが、Proは企業用なのでHomeを選ぼう。

セキュリティソフト

BTOゲーミングPCの標準構成には、30日間のお試しセキュリティソフト(無料)が入っていることが多く、カスタマイズで有料版を付けることができる。

しかしWindows11には高性能なセキュリティ機能「Windowsセキュリティ」が標準搭載されていて、多くの場合、これだけで十分な保護が可能だ。

もちろんWindowsのアップデートを行い、常に最新の状態に保っておくことや、不審なウェブサイトやファイルにアクセスしないことが前提だが、特別な理由がない限り、追加のセキュリティソフトは不要と言える。
ゲーミングPCにセキュリティソフトは不要。Windows標準機能で十分な理由

延長保証

BTOが提供している保証はおおよそ以下の通り。BTOによって違いはある。

BTOの保証
  • 標準保証:基本的に期間は1年。稀に3年
  • 延長保証:基本的に期間は3~5年
  • 即日修理対応:配信者など、迅速なサポートが必要な場合に推奨

どの保証を選ぶかは個人の価値観によるので、解説することはできない。

とはいえ筆者の意見では、ゲーミングPCを毎日長時間使うのであれば延長保証に入ったほうが良く、週末に数時間使うだけであれば標準保証で良い。

周辺機器

周辺機器に関しては実機を触らないとわからないこともあるため、実店舗での購入を推奨する。

実機を触れる実店舗が近くにない場合でも、Amazonなどで購入すれば良い。BTOが提供する選択肢だけに絞る必要はない。

BTOゲーミングPCの購入手順

BTOゲーミングPCの購入手順
  1. 標準構成を選ぶ
  2. カスタマイズをして見積もりを確認
  3. 購入前のチェックポイント
  4. 注文から納品まで
  5. 初期設定

標準構成を選ぶ

一般的なBTOでは、まず標準構成を選ぶ。BTOによるが、CPUとグラボは変更できないことが多いため、求めているCPUとグラボを搭載した標準構成を選ぶ。

カスタマイズをして見積もりを確認

標準構成からカスタマイズ画面に入ったら、各パーツをカスタマイズできる。

カスタマイズ後の価格が表示されているので、予算内に収まるか、納得できる価格かを確認しよう。

購入前のチェックポイント

BTOは受注生産なので、注文確定後のキャンセルはできない。確定前に以下のことを確認しておきたい。

購入前のチェックポイント
  • 納期:納期を確認し、ゲーミングPCが必要になる時期に間に合うかどうかを逆算する
  • 送料:送料込みで予算オーバーしないかどうかを確認する

注文から納品まで

注文確定後、BTOショップがPCを組み立てて動作確認を行い、問題がなければ発送される。もし問題が起きたときは再度組み直す必要があるため、納期が長くなる。

一般的なBTOショップの納期は数日~2週間ほどだが、時期によって大きく変動する。BTOショップのウェブサイトや見積もり画面に納期が記載されているので確認しよう。

なお、記載されている納期はトラブルの可能性も加味した期間であることが多いため、予定の納期以上に長くなることはないと思って良い。

初期設定

ゲーミングPCが届いたら、OSやドライバのインストール、周辺機器の接続など、初期設定を行う。

段ボールから慎重に取り出す

ゲーミングPCは段ボールで届くが、ピッタリと箱にはまり込んでいる。慎重に取り出そう。

特に高性能モデルの場合は重量もあるため、間違っても落とさないように細心の注意が必要だ。

周辺機器を接続する

キーボードやマウス、モニターなどの周辺機器をゲーミングPCに接続する。特にモニターは注意が必要だ。モニターはグラフィックボードの端子に接続しなければならない。

電源を入れ、Windowsの認証をする

電源ケーブルをコンセントに挿したら電源をつける。ケーブルが奥までPCに挿さっていることと、電源端子のところにあるスイッチが◯ではなく-側になっていることを確認しておこう。

電源が点くとWindowsの設定画面になるので、画面の指示通りに設定を進めていけば良い。

BTOゲーミングPCのメンテナンス方法

BTOゲーミングPCを長く快適に使うためには、定期的なメンテナンスが欠かせない。適切なメンテナンスを行うことで、ゲーミングPCの寿命を延ばしたり、常に最高のパフォーマンスを発揮できたりする。
ゲーミングPCの寿命は短い?買い替え時期や寿命を延ばす方法を解説

ソフトウェアの更新

OSやドライバを常に最新の状態に保つことで、セキュリティやパフォーマンスを向上させることができる。

ただし、リリースされたばかりのOSやドライバは安定性に欠けることがあり、場合によっては画面が映らなくなったり特定のゲームでパフォーマンスが急激に下がったりといった不具合が発生する可能性がある。

特に新しいグラボが発売された際のNVIDIAドライバは致命的な不具合が多い傾向にあるため、不具合情報をネットで調べた上で更新しよう。(バージョン番号で検索すれば出てくる)

定期的な掃除

ケース内部にホコリが溜まると、冷却性能が低下して故障の原因となる。定期的にエアダスターや小型掃除機を使ってホコリを取り除く必要がある。

ゲーミングPC内部を触ることになるため、電源をコンセントから抜き、10分以上放置して放電させてから作業に取り掛かるようにしよう。

グリスの塗り直し

CPUとCPUクーラーとの間には、熱伝導率を高めるためのグリスが塗られている。グリスは時間とともに劣化するため、定期的に塗り直すことで冷却性能を維持できる。

BTOゲーミングPCに関してよくある質問と回答

BTOと自作はどちらが良い?

ゲーミングPCを選ぶ際、BTOと自作のどちらが良いか悩む人は多いが、初心者にはBTOゲーミングPCが圧倒的におすすめだ。

BTO自作
手間簡単なPC知識さえあればOKパーツの相性などの知識が必要
価格BTO側の工賃や利益の分、高くなるBTOより安い
ただしパーツにこだわりだすと価格も高くなる
カスタマイズBTOが提示する限られた選択肢からしか選べないパーツ同士の相性にさえ気を付ければ、自由にパーツを選べる
トラブル対応不具合や故障の際、BTOが対応してくれる自分でトラブル原因や故障箇所を調べ、自分で解決する必要がある

自作PCは、PCに関する知識が豊富で、トラブルにも自分で対処できる経験者向けの選択肢だ。

初心者にとって自作PCはハードルが高く、時間と手間、トラブルのリスクを考えると、BTOゲーミングPCが圧倒的に安心で手軽な選択肢と言える。
【初心者必見】BTOと自作どっちが良い?安心・手軽なゲーミングPCを選ぼう

BTOゲーミングPCの寿命はどのくらい?

BTOゲーミングPCの寿命は、使用状況やメンテナンス状況によって異なるが、一般的には5年程度と言われている。

5年も経てばパーツの故障という物理的な寿命だけでなく、性能的な寿命も来る。ゲームの要求スペックは年々上昇しているため、たとえゲーミングPCが正常に動作していても、数年後には最新ゲームを快適にプレイできなくなる可能性があるのだ。

物理的な寿命に関しては日々のメンテナンス次第で大きく変わる。定期的にメンテナンスを行い、長く快適に使い続けよう。

BTOゲーミングPCに保証は必要なの?

BTOゲーミングPCには、1年間の基本保証が付いていることが多い。

延長保証に関しては、自分の想定するゲーミングPCの使用状況によって決めると良い

例えばゲーミングPCを毎日8時間使う予定であれば、保証期間中に壊れる可能性は高いため、延長保証に入ったほうが良い。一方で土日に2時間使う程度であれば、保証期間中に壊れる可能性は低いため、延長保証に入る必要性は薄いと判断できる。

中古のゲーミングPCはないの?

中古のゲーミングPCも市場に存在する。新品に比べて価格を抑えられる点が魅力だが、購入時にはいくつかの注意点がある。

中古ゲーミングPCの注意点
  • 保証:保証期間が1か月程度と短い、もしくはないことがほとんど
  • 性能:最新のゲームを最高画質でプレイするには性能不足の可能性が高い(要らなくなって売るわけなので、パーツが古い)
  • 状態:外観や内部の状態が不明な場合があり、故障のリスクが高い

中古のゲーミングPCは価格を抑えたい場合には選択肢になる。しかし保証や状態などの注意点やリスクが多く、おすすめできない
【やめとけ】メルカリのゲーミングPCはおすすめしない!購入前に知るべきリスクと注意点

まとめ:自分に合ったBTOゲーミングPCを選ぼう

このページでは、BTOゲーミングPCの選び方を徹底解説した。

この記事のまとめ
  • BTOゲーミングPCとは、自分の用途や予算に合わせて構成を変更できる受注生産ゲーミングPCのこと
  • BTOゲーミングPCで重要なパーツは、CPU、グラフィックボード、メモリなどであり、ゲームの快適さに直結する
  • BTOゲーミングPCの価格帯や将来について知った上で、用途と重視したいことをはっきりさせることが重要
  • BTOは「価格重視」「品質・カスタマイズ重視」「デザイン重視」の3種類に分類できる
  • BTOゲーミングPCには、LEDやWi-Fiなど、性能以外でもカスタマイズできることがある
  • BTOゲーミングPCの構成を決定したら注文して納品を待つ
  • BTOゲーミングPCが届いたら初期設定を済ませ、その後のメンテナンスも忘れずに

BTOゲーミングPCは、自分の用途や予算に合わせて、自由にカスタマイズできるのが魅力だ。

この記事で紹介した選び方や主要パーツの解説を参考に、自分にぴったりの一台を見つけて、快適なゲームライフを送ろう。

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